otopeta

音楽をペタペタはるだけ。

カラスは真っ白の「fake!fake!」

2014年発売のアルバム「おんそくメリーゴーランド」収録。

カラスは真っ白、3月に解散していたんですね。
この世界観、好きだったんだけどなぁー。

リズミカルでひねくれたリリック、かわいらしい歌声、えげつない演奏。
なんとなく、「カラスは真っ白テイスト」をぎっしり詰めました!って曲に感じて好きです。
実写MVの曲も有るけど、アニメの方が世界観と合ってる気がしてしっくりきます。
なんか、世界観が出来上がりすぎてて現実感が無いって言うか、三次元感が無いって言うか・・・。

しかしこの曲の間奏のベースのスラップ、えぐ過ぎてたまらんです。

古川本舗の「魔法 feat.ちょまいよ」

2012年発売のアルバム「ガールフレンド・フロム・キョウト」収録。
古川本舗さんは、2009年からVOCALOID楽曲をメインに活動されていましたが、CDではボカロではなくボーカルを招いて(一部自分でも歌唱して)います。
今回のボーカル、ちょまいよさんはニコニコ動画の歌ってみたカテゴリーで主に活動するいわゆる「歌い手」さんです。「抱きしめたトゥナイト」という別名もお持ちです。

なんで2つも動画貼ってんねん!と思われた方も居るかもしれませんがこの曲、実はMVが2パターンありYOUTUBEとニコニコでそれぞれ視聴することが出来ます。
YOUTUBE版が「a faulty day.ver」ニコニコ版が「a Perfect day.ver」です。
独特の雰囲気をもつMVの監督は半崎信朗さん。Mr.childrenのMVやライブ映像を手がけていることで有名な方だそうです。

PVに00:48ごろに映し出される「see」「more」「glass」がキーワードになっていて、J・D・サリンジャーの小説「A Perfect Day for Bananafish」(邦題:バナナフィッシュにうってつけの日)という作品がモチーフになっているんだとか。
残念ながら未だその作品は読んでいないのでそのあたりの詳しい解説は出来そうにないのですが(っていうかいつもしてないだろ!)ウィキペディアによると「唐突な自殺で幕を下ろす結末」で原因は「兵役の経験による神経衰弱が暗示」されているんだそうです。 引用元

顔が無い描写とか、美味しくなさそうな食事っていうのが空っぽで生きる気力が無い状態を表しているんですかね?
「君の声が呼ぶ方へ 踵を浮かしてさ」というのは天国にいる大切な人の下へ向かおうとしているんでしょうか。

それにしても、perfect day(完全な日)な方が拳銃で、faulty day(不完全な日)なほうがバナナっていうのが切ない。

そしてこの世界観を邪魔せず、力の抜けたような歌声をのせるちょまいよさんは流石だなー。

サカナクションの「三日月サンセット」

2007年発売のアルバム「GO TO THE FUTURE」収録。
このアルバム名盤だと思います、何回聞いたか分からない!

しかし、10年前のアルバムってことで皆若いな!
ちなみにこの「三日月サンセット」はサカナクション結成前に組んでいたダッチマンというバンドの時代からの曲だそうで、山口さんにとっても思い入れが深い一曲みたいですね。

曲やアレンジは洗練された印象があります。
音がキレイで、変に主張しすぎず、しかし退屈させないカッコよさを持つみたいな。
聞いてて疲れない曲、っていう感じ。

ちなみにダッチマン時代の音源はこちら→
ピコピコしていて可愛いけど、サカナ版の方がやっぱり好きかなー。
それにしても、編曲で印象がこんなに変わるんですよね。
アレンジって大事だなぁ。