otopeta

音楽をペタペタはるだけ。

ACIDMANの「スロウレイン」

2011年発売のシングル。

壮大で文学的な歌詞が印象的です。
Acidmanのこういう曲調の音楽が、時々無性に聞きたくなります。
音の透明感や緩急の美しさは勿論魅力なんですが、歌詞に押しつけがましさも攻撃性も無いというか。
主張の激しい曲や主観性が強い曲は聞いていて楽しいんですけど、結構気分に左右されるんですよねぇ。

1:26~「華麗なダンスのように」の歌詞の後に踊る足音のようなドラムが来るところがすき。(そういう意図の音かは知りませんが・・・)
っていうか、ずっとCDで聞いていたのでMV見たの割と最近なんですが、色彩感のなさとかが曲のイメージまんまでした。
監督は竹内鉄郎さんという方だそうで、スミスさんに続いて竹内さんも「MV監督からDIGろう(仮)」に追加しておかなければ・・・と思った次第です。

WEAVERの「管制塔」

2010年発売のアルバム「新世紀創造記・後編」収録。
東京事変亀田誠治さんプロデュースのアルバムです。

前髪をどうにかしてほしい系ボーカル・・・あれっ、このフレーズ[Alexandros]の記事書いたときにも使ったな・・・。

結構昔にこの曲を気に入ってて、アニメ「うどん国の金色毛鞠」の主題歌「S.O.S.」とかで久しぶりにWEAVER聞いたらずいぶんテイストが違ってて驚きました。
ディスコグラフィから見ると、どうも2013年ごろからプロデューサーがキーボーディストの田中隼人さんに代わったようですね。
個人的には、この頃の方が好きかなぁ。
っていうか、亀田誠治さんサウンドがすきなのかも。

この曲は、3ピースバンドだということを忘れそうになるくらい勢いのある曲調ながらそれぞれの音色をしっかり聞き取れるところがいいなぁと思います。
どうしても、エレキギターやシンセが入ってくるとそっちに耳を向けがちなんだけど、ピアノだと盛り上げつつバランスが取れる感じがして、やっぱピアノロックっていいな。

CRCK/LCKSの「パパパ!」

2017年発売のEP「Lighter」収録。
CDなのにEPってどういうこっちゃ?と思って調べてみたらば、シングルとミニアルバムの中間みたいなような意味合いで使われることがある言葉だそうですね。
無知でお恥ずかしいっ!

ボーカル・キーボード担当は、東京芸大出身、ビックバンドのdCprGにも所属している小田朋美さん。(この曲の作詞・作曲を担当)
ベースは2017年3月までは先日紹介したものんくるの角田隆太さん、後任としてこちらも以前紹介したカラスは真っ白の越智俊介さん。
ギターはバークリー音大に授業料全額免除で留学し国内外で活躍している井上銘さん。
ドラムは東京芸大を首席で卒業しテイラー・マクファーリンの単独来日公演のドラマーにも抜擢された石若駿さん。(ちなみに坂道アポロンのドラムも担当していらっしゃる!)
サックス、その他を担当するリーダーは、バークリー音楽院を首席卒業された小西遼さん。

ってなんだなんだ、この豪華すぎるメンバーはっ!!
なにげにYouTube見て回ってたら「この曲いいな!」ってなって、この謎コード進行とテンポの曲を作って演奏してる人たちは只者じゃないべ・・・と思って調べたら、本当に只者じゃなさ過ぎておったまげーです。

学歴や経歴で音楽を聞いているわけではない。
音大出ても詰まんない曲しかかけないヤツなんて五万と居るし、中卒でもすんばらしい曲を書く人だって山のように・・・とは言わないけれど確かに居る。
でも、奇をてらったコード進行とか、転調多用とか、 テンポを何回も変えていくとか、そういう要素がいくつも組み込まれた曲をきちんと纏め上げるのって、天才的なセンスを持っているか卓越した知識と技量がないとできないと思うんですよねぇ。

ところで、この曲2016年のライブ告知動画を見ると「東京スカイツリー」ってタイトルだったみたいですね。
たしかに、初見の時は「スカイツリー推しやんw」と思ったもんで素直な曲名ですよね。
でもなんかこの曲を「スカイツリー推しソング」(なんじゃそれ) にしちゃうにはちと勿体無すぎる感じがあるし、何回も聞くうちにスカイツリーなんてどうでも良くなってくるので(それもどうなん)「パパパ!」の方が私は好きです。
・・・何の話やねん。

あ、ちなみにPVに出演されている女性は畝莉菜(せりな)さんというタレントさんだそうで。
そして、1:56~に出てくるショートカットの方が小田朋美さんで、メガネをかけた方がリーダーの小西遼さんです。